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お口のこと

知覚過敏ってなに?

千葉市中央区新宿にあるMFデンタルクリニックの新井です。
3月になり、桜の季節になりましたね🍒🌸
そろそろ暖かく過ごしやすい気候になりそうですね!早く春服を楽しみたいです😊

 

さて、この頃チェアサイドで知覚過敏のお話を聞くことが増えました。
冷たいものを口の中に入れた時や歯ブラシを当てた時に歯がチクチクしたりしみる時がありませんか?
実はその症状、知覚過敏の一種なんです。

そもそも知覚過敏とは??

 

 

上記にもお話ししたように、
歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みを感じます。
むし歯や歯の神経(歯髄)の炎症から来る痛みとは感じ方が独特なのが特徴です。

今度は歯の構造からなぜ知覚過敏が起きてくるのかお話しします。
歯の表面はエナメル質という組織で覆われています。
象牙質はその内層にあり、象牙質は器具でこすったり、冷たいものや熱いもの等に触れると、刺激は内部の神経に伝わって、痛みを感じます。
(また歯の根の部分はエナメル質はなく、
全部が象牙質でできています。)

通常、象牙質はエナメル質に覆われているので、こうした痛みを感じることはありませんが、
極端に冷たいものなどではエナメル質の上から温度が内部の象牙質に伝わって、痛みを感じることもあります。
また、以下の様な原因によって象牙質が露出すると知覚過敏が生じるようになります。

原因として、
・歯肉の退縮
・歯の破折
・歯が擦り減ることによる象牙質露出
・歯が溶けることによる象牙質露出
・むし歯の治療に伴う知覚過敏
・ホワイトニングに伴う知覚過敏
等があります。

治療&予防方法として、
・再石灰化を促す
…軽度なものでは期間が経過すると自然に消失することもよくあります。これは象牙質の露出部において、唾液や歯みがき剤からの再石灰化成分によって、象牙質の微細な空隙が封鎖されてくるためと考えられます。

・歯の神経の興奮を抑える
…歯の神経の周囲をカリウムイオン(K+)が多く取り巻いていると神経の細胞が興奮しにくくなるということを利用したものです。硝酸カリウムという成分を含む歯みがき剤を継続して使うことで、知覚過敏の改善効果があることが確かめられています。

・象牙質の露出部分の内部の空隙を封鎖する
…歯と同じような成分の結晶や、その他様々な物質で封鎖することで、歯の神経への刺激の伝達が遮断されて、知覚過敏をなくすことができます。歯みがき剤による方法よりも効果が高く即効性もあります。

・象牙質の露出部分を被覆する
…接着材を用いて樹脂による薄い皮膜を形成します。
象牙質表面がすり減っていたり、酸で溶けていて凹みがある場合には、その凹み部分の形態を回復させるようにして象牙質表面を被覆します。

健康な歯肉でも加齢によってある程度歯肉が退縮することは避けることができません。歯の根部の象牙質の露出を防ぐには歯周病の予防に努めることや、歯肉の退縮が進みやすいような不適切な歯みがき法をしないことです。
夏が本格的に近づく前に、お口の中のお悩みを解決して快適な時間を過ごしましょう!^^
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医療法人社団ともしび会
MFデンタルクリニック