ブログBLOG
むし歯予防のシーラント
こんにちは、
MFデンタルクリニックの新井です。
今回はむし歯を予防するシーラントについてお話します。
シーラントとは、乳歯から永久歯へと生え替わったタイミングで、
奥歯の噛む面の溝(小窩裂溝)にフッ素成分が配合されたプラスチック樹脂を埋め、むし歯にならないようガードする予防方法です。
治療手順
- 歯面清掃
歯の表面、特に溝の中に付着した汚れを取り除きます。 - 薬液で溝を処理
薬液を歯の表面に塗布し、一定時間経過後に水洗いして、乾燥させます。その後また別の薬液を塗布します。 - シーラントの塗布
シーラントを歯の溝に塗布します。このとき溝の底の部分が完全に封鎖できるように、溝に沿って注入しますが、かみ合わせの邪魔にならないように、溝の周囲にはみ出さない程度の量にとどめます。 - シーラントの硬化
塗布終了後直ちに20秒間、光照射をします。この時点で照射はほぼ完了となり、食事も可能となります。また、必要があればかみ合わせの調整や表面の研磨を行います。
生え替わったばかりの永久歯は、
表面が未成熟で弱く、奥歯の噛む面の溝が、深くて細かい複雑なかたちをしています。
また成長途中で背丈が低い為、成人の歯と比べて、歯ブラシが届きにくく、汚れを落としにくいため、とってもむし歯になりやすくなっています。
シーラントは一度つけたからといって、一生ついているわけではありません。
日々の歯磨きや食事時にとれてしまうこともあります。
むし歯の詰め物とは違いますので、とれても心配はありませんが定期検診時にチェックを行う事が大切です。
〒260-0021
千葉県千葉市中央区新宿2-10-2MF10ビル2F
医療法人社団ともしび会
MFデンタルクリニック