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プラークについて
こんには千葉市中央区新宿にあるMFデンタルクリニックの今村です。
最近秋めいてきましたが 皆様いかがお過ごしでしょうか?
季節の変わり目で体調を崩しやすいので 生活習慣を整え体調管理には気を付けて過ごしましょう。
今回はプラークについてお話します。
皆さんもプラークという言葉はご存知でしょう。
プラークには、「歯肉縁上プラーク」と「歯肉縁下プラーク」の2種類があります。
歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークの違い
2種類のプラークの違いを分かりやすく言うと、歯肉の高さよりも歯冠側についているか(歯肉縁上プラーク)
それとも、歯根側についているか(歯肉縁下プラーク)の違いです。
「なーんだ、プラークのついた場所が違うだけか」と思ってしまいますが
プラークはそんな単純なものでなく 生息する細菌違うのです。
歯肉縁上プラークの細菌とは?
歯肉縁上プラークは、歯肉よりも上の歯の部分(歯冠側)についたプラークです。
歯肉縁上プラークを構成する菌は、レンサ球菌・放線菌・グラム陽性桿菌が多く見られ、歯肉炎を引き起こします。
歯肉縁上プラークは、外から見えます。そのため、セルフケアによる日々の歯磨き(ブラッシング)で対策することができます。
歯肉縁下プラークの細菌とは?
歯肉縁下プラークは、歯周ポケット内に形成されるバイオフィルムです。
歯肉縁下プラークを構成する菌は、グラム陰性嫌気性球菌・桿菌・スピロヘータなどが挙げられます。
これらは歯周病原菌と呼ばれる特殊な菌で、数種類の歯周病原菌が、お互いに悪さをし合うことで歯周組織を破壊し
歯周病を引き起こします。
歯肉縁下プラークは、それだけ怖い菌の塊でありながら、外から見ることができません。
セルフケアでは対応ができず、歯科医院にて専門家によるプロフェッショナルケアが不可欠なのです。
この事からも定期健診の大切さがお分かり頂けるのではないでしょうか。
皆さまのお越しをスタッフ一同心よりお待ちしています。
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