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抜歯とたばこ
こんにちは、千葉市中央区新宿にあるMFデンタルクリニック野上です。
2017年も早くも3週間が経ちました。個人的にはついこの間年明けした感覚なので時間が経つのが本当に早くて(年齢を重ねる毎に早くなっている)恐ろしいです(;´Д`)
今回は抜歯についてのお話を少し。
お子様の乳歯、矯正、やむを得ず親知らずを抜くなど様々な理由から歯を抜く治療が必要になる事があるのですが、今回は成人の方を対象にした抜歯後のやってはいけないことの一つ、なぜ歯を抜いた後の喫煙がいけないのかをお伝えします。
理由①免疫力が下がる←お口の中には常在菌がいるのですが歯を抜いた後はもちろん歯茎に穴が開きます。免疫力が下がればその穴に細菌が入ってきても抵抗力がないので感染してしまい、腫れ、痛み、発熱、さらに悪化してしまうと顎の骨まで炎症してしまう事があります。
理由②傷の治りが悪くなって感染症を起こしやすくなる←タバコの成分には血液の流れを悪くする成分が含まれているのでお口の中に血液中の十分な酸素や栄養が送り込まれなくなり傷口を治そうとする細胞分裂を妨げる為傷口の治りが悪くなって感染しやすくなる。
理由③ドライソケットになりやすくなる←通常歯を抜いた後は皮膚と同じで血が固まって瘡蓋ができて瘡蓋の下で新しい歯肉ができてきますが理由②でお伝えした通り血流が悪くなるので瘡蓋が作られにくくなってしまい歯を抜いた穴の骨がむき出しの状態になって強い痛みと腫れを数週間患います。特に喫煙者の方に症状が出やすい事が多いです。
なので、歯を抜いた際には希望としては傷がふさがって新しい歯肉ができてくるまで(約3ヶ月~6ヶ月)は喫煙を控えていただくのが理想ですが愛煙家の方にはとても辛い事がほとんどなので最低でも歯を抜いた当日~翌日の傷の治癒経過確認までは禁煙をお願いしてます。
歯周病のリスク、肺がん、咽頭がんなどの気管のがんの原因にもなるので抜歯後の傷に与える影響も大きいのです。
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