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鼻づまり~口呼吸のリスク
こんにちは、千葉県千葉市中央区新宿のMFデンタルクリニック野上です。今年の花粉は降水量が少なかったこともありかなり飛散されたと連日報道がありました。定期検診で来院された患者さんも涙や鼻づまりでとても辛そうな方がたくさんいらっしゃいました…花粉のピークは過ぎたもののこの時期まだまだ気をつけていただきたい鼻づまりによる口呼吸のリスクについてお伝えしようと思います。
口呼吸とはアレルギーや扁桃腺の肥大等により、つねに鼻がつまると口で呼吸することです。口呼吸は舌の位置や姿勢に影響を与え、上あごと下あごの歯ならびや顎の形に影響を与えると考えられています。
その理由が舌の位置です。
鼻で呼吸したときの舌の位置は上の歯の裏側に当たっている感じで舌があるようになり、鼻をつまんで口で呼吸したとき(口呼吸)の舌の位置は舌が下の歯の内側に着く違いを実感していただけると思います。
絶えず舌で歯を裏側から押しているようになってしまうので歯並びにも影響がでてきてしまうのです…
舌の位置は通常、上あごに接触しています。この舌の力と、ほっぺたの力で上あご歯列の形と大きさが保たれます。
鼻づまり等により口呼吸になると、舌は下あごの歯の裏側に当たるようになります。慢性的な鼻づまりは、この状態にずっとなってしまうのです。そうすると、舌が下あご歯列の内側から押すような状態になって舌の力により下あごの歯列が広がります。上の歯は舌の支えがなくほっぺたの圧力で小さくなります。
その結果、上あごと下あごの歯列の大きさがあわなくなり歯並びが崩れてしまう原因となります。歯並びだけではなくもちろんくるしいのでなかなか寝付けず寝不足や睡眠時無呼吸の原因となり、体調にも悪影響を及ぼすのです。
お子さんが、絶えず鼻づまりがひどく、いつも口を開けて呼吸しているようでしたら、耳鼻科を受診される事も検討してみてはよろしいかと思われます。
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