ブログBLOG
こんにちは 千葉市中央区新宿にあるMFデンタルクリニックの今村です
今日から12月に入り 今年も残りひと月
我が家は受験生の娘が塾通いに忙しく 夫婦取り残される毎週末
という事で 大掃除を少しずつ始めております
大掃除は本格的な寒さの前に済ませるのが良いそうですよ!
今回はドライマウスについてお話します
唾液の分泌量低下で発症するドライマウス
ドライマウスはさまざまな原因で唾液の分泌量が低下し 口の中が乾燥する病気です
糖尿病や腎不全などの病気を介して起こることもあれば
ストレスや筋力の低下 さらには薬剤の副作用で起こることもあります
例えば高血圧症に用いられる降圧剤はよく口の中が乾きます
また更年期障害の不定愁訴に悩んで抗うつ剤を飲み その副作用でドライマウスになり唾液が出ないことにストレスを感じてさらに強いドライマウスになっていく
つまり 複合的な病因によってドライマウスが発症します
ドライマウスで虫歯や歯周病が増える
ストレス社会は人々に緊張をもたらし そのため常にのどの渇きを訴える人が増えています
また ファストフードを食べる機会が増え やわらかい食べ物を好むようになり咀嚼時間は昔に比べてずいぶん短くなりました
かむという行為は唾液の分泌を促しますが 唾液を分泌する唾液腺は筋肉によって裏打ちされています
その筋肉が衰え 唾液の分泌量がますます低下しドライマウス症状になるのです
ドライマウスはまさに現代病であり 患者さんは増え続けています
このまま放置して対処しなければ むし歯や歯周病だけでなく 誤嚥下性肺炎などの全身疾患になる可能性があります
また ドライマウスの症状は膠原病の一つである難病のシェーグレン症候群でもあらわれます
ドライマウスには口の中の粘つき 舌の痛み 口臭などの症状のほか 乾いた食品を食べられない
食べ物をうまく飲み込めないといった症状があります
口の中が乾くと 唾液の持っている自浄作用が失われ 通常よりも感染症になりやすくなります
特に高齢者は そのまま放置しておくと食べ物を飲み込む能力が低下する
摂食嚥下障害から重篤な病気になりかねません
ドライマウスの対処法
唾液の分泌を促す食べ物や飲み物を摂る
唾液の分泌を促す食べ物には、次のようなものがあります。
* レモン、梅干し、お酢などの酸っぱいもの
* するめ、固い生野菜、ガム、ナッツ類などの噛みごたえのあるもの
* 昆布や納豆などの唾液促進物質を含むもの
唾液腺をマッサージする
唾液腺をマッサージすることで唾液の分泌を促すことができます
耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つの唾液腺を力を入れすぎず 指で軽く押してマッサージしましょう
口の周り・舌の筋肉を動かす運動を行う
保湿剤やマウスウォッシュ、ジェル、スプレーなどの口腔ケアを行う
喫煙やアルコール、カフェインを控える
規則正しい生活を心がける
部屋の中を乾燥させすぎない
ドライマウスは全身疾患のひとつの症状として口腔に現れることが多く歯科と医科の連携が重要です
口の乾きを覚え 生活の不便さえも感じるようになったらご相談下さい
〒260-0021
千葉県千葉市中央区新宿2-10-2
MFビル2F
医療法人社団ともしび会
MFデンタルクリニック
TEL 043-247-1021