ブログBLOG
こんにちは 千葉市中央区新宿にあるMFデンタルクリニックの今村です。
やっとコロナが落ち着き始めました。
が、これからは寒く乾燥の季節です。
皆さんも油断する事なく健康管理はこれまで通り続けていきましょう。
今回は歯の浮く痛みについてお話します。
これから寒くなると 肩をすぼめたり力が入ってしまう事があると思います。
皆さんは、朝起きたら歯がういて痛い(噛むと痛い)なんて事ありませんか?
歯が浮く原因の1つとして、歯ぎしりがあります。
歯ぎしりをすると、過剰な力によって歯は左右に大きく揺さぶられます。
その時に歯根膜が引っ張られたり、のばされたり、またうっ血してしまいます。
それで歯が浮く感じがするのです。
歯ぎしりにある、3種類のタイプ
①グランディング
上下の歯をギリギリこすりあわせるもの。
一般的に歯ぎしりと呼ばれているもの。
②クレンチング
音をたてずに歯をくいしばったり、かみしめるもの
③タッピング
上下の歯をカチカチと合わせるもの
これらの3種類を総称してブラキシズムといいます。
歯ぎしりは無意識に行っていることが多く、特に寝ている間に見られます。
この場合、本人も気づいていない場合もあるので、長期間にわたって歯ぎしりをしている事があります。
また実際は寝ている時だけでなく、起きている時にも無意識に歯ぎしりを行っていることがありますので、気を付けなければいけません。
原因
歯ぎしりの原因はまだはっきりとわかってはいないのですが、多くはストレスによるものと言われています。
また睡眠の質にも関連があります。
深い眠りの時は筋肉の動きが抑制されるのですが、浅い眠りになると、その抑制が解け、頬の筋肉が動き始めるため歯ぎしりが起こりやすいのです。
このストレスの他にも、飲酒や喫煙も眠りを浅くすると言われています。
また睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎も眠りが浅くなるため、歯ぎしりをしやすくなると言われています。
症状
歯ぎしりは、歯が動かされるだけでなく、あごや頭の筋肉も酷使してしまいます。
そのため歯が浮くだけでなく、肩こり、あごの痛みなどさまざまな症状があらわれます。
また、顎関節症や歯周病を悪化させる危険性もあるのです。
ある日突然、バキッと歯が折れることも…
歯ぎしりを毎日繰り返していると、奥歯の咬み合わせ部分にあるでこぼこが、すり減ったり、歯自体が割れたり、折れてしまうこともあるのです。
治療後の差し歯や詰め物も破損したり、外れたりします。
こういった症状を早く気づく為にも、歯科医院での検診が大切です。
治療法
まず治療法として挙げられるのがマウスピースの装着です。
夜寝る時にナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着し、歯にかかる負担を軽減させます。
歯ぎしりの原因はストレスである場合が多いので、ストレスを軽減させる事も大切です。
心と体をリラックスさせましょう。
全身疾患との関係性も否めない逆流性食道炎を始め、全身疾患による歯ぎしりも考えられますので、たかが歯ぎしりと思わず、診察を受け、対処していく事も大事です。
思い当たる方、気になる方はスタッフに気軽にお声がけくださいませ。
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