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むせやすいときの食事について
こんにちは。
千葉県千葉市中央区新宿のMFデンタルクリニックの保立です。
今年ももう12月、あっという間の令和元年でしたね。気温も1桁で寒い日もありますが、体調管理をしっかりとして、寒さに負けないようにしていけたらいいですね。
さて、今回は高齢期のむせやすい時の食事についてお話ししようと思います。
食事中にむせるのは、嚥下障害の症状かもしれません。放置しておくと、食欲低下や食事内容の偏りによる低栄養の原因にもなります。むせやすい人は料理に一工夫して、なんでもよく食べるようにしましょう。
ポイントは、①食材の大きさは細かく刻みすぎず、噛める一口大にすること②しっとり、なめらかにまとめることです。
〜むせやすい食べ物とその対策〜
◯サラサラした物(お茶、みそ汁、ジュースなど)
→みそ汁などの汁物は片栗粉などでとろみをつけたり、お茶やジュースはゼラチンで柔らかめに固めたりしましょう。
◯バラバラしたもの(ひき肉、れんこんなど)
→マヨネーズやドレッシングなど油脂を利用してつなぎにしたり、ひき肉はあんかけ風にしたりクリームソースなどでばらけるのを防ぎましょう。※とろみをつけすぎるとかえって飲み込みづらくなるので注意が必要です。
◯パサパサしたもの(パン、いも類、かたゆで卵など)
→いもなどの野菜の煮物は、煮汁多めで作り、煮汁とからませてしっとりさせたり、パンなどはスープなどに浸すと飲み込みやすくなります。
◯水分と固形物が混ざったもの(お茶漬け、煮浸し、水分の多い果物など)
→お茶漬けや煮浸しなどは片栗粉でとろみをつけたり、水分の多い果物はミキサーでペースト状にしましょう。
〜むせにくい食事の姿勢〜
ポイントは4つ!
〜交互嚥下の工夫〜
交互嚥下とは、硬さやまとまりやすさの違う色々な物を食べることで、口の中や喉に食べ物が残らないようにすることです。
例えば、ご飯→おかず→みそ汁というようにバランスのとれた順番で食事をすることが大切です。
嚥下障害は高齢者の死亡原因として多くの割合を占める誤嚥性肺炎も引き起こします。唾液腺マッサージや発音訓練・舌の体操など、お口のトレーニングも取り入れましょう。
管理栄養士保立
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