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歯並びと栄養

 

こんにちは。

千葉県千葉市中央区新宿のMFデンタルクリニックの保立です。

 

 

10月も下旬となり、ハロウィンの時期が近づいてきましたね。

MFデンタルクリニックでは、今年もハロウィンの季節感を感じていただけるよう、院内の装飾や、制服などを工夫しています。

また、10月は食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋ということで、絵画コンテストを開催しております。対象は小学生以下のお子様で、11月末まで、絵画を募集する予定です。コンテスト用の画用紙をお渡ししますので、受付にお申し付けいただければと思います。コンテストに参加していただいた方には参加賞もご用意しておりますので、ドシドシ参加お待ちしております。

 

 

さて、今回は歯並びや食、栄養との関連についてお話しさせていただきたいと思います。(参考:日刊ゲンダイヘルスケア+)

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早速ですが、歯並びが悪いとこによる問題は、見た目が良くないだけではありません。

・虫歯や歯周病になりやすい

・咀嚼率低下によりよく噛めない

・発音がわるくなる

・噛み合わせ不良により姿勢がわるくなる

・歯ぎしりの原因になる

・顎関節症になりやすい

など、お子さんの成長や健康に影響を与えます。

 

よく、子供の歯並びが悪い理由は『硬いものを食べる習慣がないため、歯を支える顎が発達せず小さいから』などと言われていますが、これは必ずしも100%の理由ではなく、むしろ一番の問題は歯が大きくなったためかもしれません。かつては歯の大きさは遺伝に支配され、環境に左右されないと考えられてきました。ところが、最近は永久歯が大きくなっていること、それが原因で乱杭歯(ガタガタの歯並び)や八重歯が増えてきていることが報告されています。日本人の歯の大きさはアフリカ系とヨーロッパ系の人々の中間に位置し、それが顎に整然と並んでいたのです。ところが最近では、動物性タンパク質などを多く摂ることで栄養が良くなるにつれて徐々に永久歯が大きくなり、正常な歯列を形成できなくなる傾向にあります。

 

実際、『歯科矯正患者』『一般の人』『正常咬合者』の歯の大きさを比べたところ、歯科矯正患者が最も大きく、正常咬合が最も小さかったことが複数報告されています。

 

歯の大きさは、低栄養だと小さくなります。歯は顎の中で発育するため、環境の影響を受けにくく、そのため長らく歯の大きさは変わらないと思われていましたが、違っていたというわけです。

 

むろん、栄養が良くなったことで成長したのは歯だけではありません。背も体重も腕や足の長さも変わりました。顔の形も面長になり、顎もエラが張った人は少なく、顎がきゃしゃな、いわゆるしょうゆ顔の人が増えてきています。そこへ萌出する歯が従来より大きくなったため、その分、萌出余地は小さくなり、歯並びが悪くなったと推測できます。

 

健康の基本は食事です。食べ盛りの子供だからといって肉などの動物性タンパク質ばかりを食べさせるのではなく、バランスの取れた食事をすることが大切です。

 

 

管理栄養士保立

〒260-0021

千葉県千葉市中央区新宿2-10-2MF10ビル2F

医療法人社団ともしび会

MFデンタルクリニック

043-247-1021