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酸触歯(さんしょくし)
みなさんこんにちは! 千葉中央新宿MFデンタルクリニックの今村です。
四月から環境の変わられた方も多いのではないでしょうか?
慣れるまで大変でしょうが体調を崩さないようご自愛くださいませ。
さて今回は 酸触歯(さんしょくし)についてお話します。
酸触歯とは
酸性の飲食物を口に入れることで歯が溶けてしまうというもの。歯のエナメル質は硬いので、食べ物をかむことができるのですが、酸に弱いという特徴があります。炭酸飲料やワイン、かんきつ類、ドレッシング、酢飯など、酸性の食べ物が口に入ると歯の表面のエナメル質が柔らかくなります。通常、唾液が酸を洗い流して中和してくれますが、だらだらと飲食を長時間続けたり、繰り返し酸性の強いものを食べていたりすると、酸が歯に触れている時間が長くなり、唾液の中和作用では追い付かずに歯のエナメル質が溶け始めます。
これがさらに進むと、エナメル質の下にある象牙質がむき出しになります。象牙質はもろく、神経もあるので歯が沁みるような不快感や痛みを伴うことがあります。これが酸触歯です。酸触歯は通常口の中の広い部分で起こるため、局所的におきる虫歯よりも深刻だとも言えます。
まさかのイソジンが酸蝕歯を引き起こす
こちらの方ですが、イソジンうがいを毎日習慣化している方の歯です。
殺菌力で定評のイソジンですが、口の中に残った場合コーラに匹敵するほどの歯を溶かすチカラを持っています。
- イソジンのpHは1.5~3.5
- コーラのpHは2.2
ですので、イソジンでうがいをした後は必ず口を水でゆすぐようにしてください。
イソジン自体が悪なのではなく、使い方の問題です。
酸蝕歯から身を守るために
酸蝕歯から見を守るためには、飲食物の摂取方法に注意して下さい。
①酸性の飲食物を口にしたらお茶や水を飲む・うがいをする
酸が口の中に残らないようにしましょう。特に職場などで酸性のものをチビチビ飲んでいる方は今すぐ飲み方を改めてください。また、この季節はスポーツドリンクを頻繁に飲むことも注意です。
②酸性のものを食べたら歯磨きを控える
これは、以外なのですが酸性のものを食べた後は歯がもろくなっています。ですので、唾液が歯を修復してくれる時間を待ち(30分ほど)その後に歯を磨きましょう。酸系のものを食べた直後の歯磨きは要注意です。
日常に潜む多くの飲食物がアナタの歯をボロボロにする可能性を潜めています。そこまで細かく心配をすることはありませんが、毎日のように習慣化してしまうと注意が必要になります。酸蝕歯はカラダへの意識が高く、健康志向の方に多くなりやすいとも言われています。健康のためと思っていたドリンクや食べ物がこうして歯をボロボロにしてしまいます。
ドクラボより
気になる事があればスタッフにお声掛け下さいませ。