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健康寿命を伸ばす為に・・・
こんにちは MFデンタルクリニックの今村です。
梅雨のジメジメした嫌な季節ですが 皆様お元気のお過ごしでしょうか?
今回は健康寿命を伸ばす上で歯科が深く関係しているお話をしたいと思います。
日本の健康寿命と平均寿命には大きなズレがある
厚生労働省が発表した数字によると、一般的な寿命と健康寿命に、大きな差があるとされています。
平均寿命と健康寿命の差は、平成22年で、男性9.13年、女性12.68年となっています。
青が平均寿命。赤が健康寿命。この差は拡大している
食べる力が生きる力になる
歯のあるお年寄りは、歯のないお年寄りに比べて健康である方が多いです。歯の重要性は現在、非常に注目されているのです。
脳卒中、認知症のような脳神経系のトラブルと骨折など運動系のトラブルが要介護の原因の大半をしめます。こうしたトラブルを回避する力が口腔ケアにあるのです。
私たちにとって、毎日の食事は当然のことなので、一食一食意識して食べている方は少ないです。しかし、人間にとって「食べること」は生きる営みであり、命の源なのです。食べる力が命となり、私達は生きながらえているのです。
口からものをいれ、体内で栄養とすることと点滴から栄養を補給することには大きな差があります。自分の口で食べることが何よりも大切なのです。
食べることにプラスし、よく噛むことも非常に大切
私達の誰もが、幼い時に「よく噛んでものを食べなさい」と言われて来ました。近年ではこの、咀嚼の重要性が明らかになってきています。口からものを食べ、そしてよく噛むことでカラダの免疫力が高まり、がんを予防することがわかってきているのです。
口から食べることで腸の活動は増します。腸には体内の免疫細胞の60%が集中しており、腸の働きを活発にすることがカラダ全体の免疫力の向上にダイレクトにつながるのです。腸の免疫力は高齢になるほどに低下してしまうので、食べ物を体内にいれ、腸を動かすことで免疫力の低下を防ぐのです。
また、食べ物に硬さがある方が脳の働きが活発になる研究結果も出ています。
よく噛むことで
- 肥満を防止(転倒防止)
- 脳の活性化(認知症防止)
- 運動機能の向上(転倒防止)
- 糖尿病の予防(脳卒中防止)
- 免疫力の向上(老化の防止)
など、要介護になる原因を防ぐ効果が溢れています。
高齢になり、歯を失ってしまい、食べやすいものを食べる生活を行っていると食べる喜びを失うだけではなく、カラダの働き、腸の働き、脳の働きを失い、要介護の間接的な原因を作るのです。 ドクラボより
食べ物を食べる事はいつまでも健康に長生きする為に大切なことで 歯を失わない為には定期健診を習慣づけましょう。
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